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ArcheAge RMT FF11 RMT業者はつながっている? FFXI


  FF11 RMTファイナルファンタジーXIの健全な運営を目的に組織された,RMT/ツール対策の専門チーム「スペシャルタスクチーム」。11月6日に結成が公式に発表され(むろん,その前から水面下での活動はしていたのだろう),先頃,結成後2度目の「公式成果」が発表された。



  その数字たるや,1万1500アカウント&450億ギル。 FFXIのアカウントはワールドワイドで「50万以上」とのことなので,少なく見積もって50万としても,その2%を超える数字を一斉対処したわけだ。アカウント数もさることながらギル総額も相当なもので,RMT市場の末端価格計算で1億5000万円相当(当時)。直後にさまざまな切り口からチェックしてみた限り,いくつかのRMT業者のギル在庫がゼロになったことは間違いなく,それを見ても相当ピンポイントで処置を行ったことが見て取れる。



  あまりにも手を打たない(打たないのか打てないのか,本当の理由は分からない)ことから,“RMT業者とてお客様”と揶揄されがちなオンラインゲームの運営において,こうも大胆に切り込んでいった例は,世界でも一部を除いてあまり類を見ない。本気で対応すれば対処できることを証明したうえ,わざわざ公式発表で「今回は主に日本地域を対象として」と触れてあり,今後はその調査/処置範囲を海外にまで広げていくことを,ある意味明言している。



  とはいえ,RMT業者とて商売。この対応であっても,彼らにとっては“事故”でしかないかもしれない。しかし,わざわざそこにメスを入れて宣戦布告を行ったということは,スクウェア・エニックス側の態勢は,おそらく十分。いたちごっこを終わらせるべく,徹底抗戦の構えに入っている。RMTを取り巻く大きな問題の解決には時間が必要だが,スクウェア・エニックスという業界を引っ張る企業が自ら動き出したということを,一つのメディアとして,一人のプレイヤーとして,素直に応援したい。



  さて今回の発表だが,「公式に発表した文面」から読み取れない情報がいくつかあったので,再度「開発・運営チーム」に,細かいところまで問い合わせをしてみた。



  当初は内容を補完するという意味での問い合わせだったのだが,返ってきた返答はご覧のとおり,ArcheAge RMT。とても細かいところ――かつ初めて公になるようなことを含め ――までが書いてある,非常に興味深いものだった。とくに詳細に解説するようなことはしないが,FFXIプレイヤーだけでなく,オンラインゲーマー全般に,ぜひ目を通しておいてもらいたい返答だ。



  FF11 RMTと,ここまで書いて,もしかしたらユーザーの中に勘違いしている人がいるかもしれないと気になったので追記しておく。スクウェア・エニックスは,「RMT」という行為そのものを公式に否定したことは一度もない。あくまでも「タイトルベースで判断する」というのが現在の公式見解であり,“禁止”と明言されているFFXIに関しては徹底的に戦っている,というのが現状のモードだ。



  この問題(RMT問題)は,ややもすると目先の展開にだけ目を奪われて,「絶対ダメ」「あってもいいじゃん」という堂々巡りの論争になりがちだ。そんな中で,運営会社もユーザーも,そのゼロサム判断のどちらかに付かねばならないような風潮があるが,現実はそんなに単純ではない。前回も書いたが,白黒をハッキリつけるためには,まだまだ遠い道のりが残されているのだ。



  その状況下で,会社として明確な判断と行動を行っているところが称賛すべきポイントであり,問題をすり替えて議論されることは,筆者も(そしてたぶんスクウェア・エニックスも)望ましくないと思っている。どうかそこにはご留意いただきたいRMT)

日記 | 投稿者 dflaow 16:02 | コメント(0) | トラックバック(0)